ローズマリー カンファー

3mL
5mL
10mL
50mL
100mL
数量:
商品名ローズマリーカンファー(Rosemary camphor)
原産国スペイン
学名Rosmarinus officinalis
抽出部位全草
抽出法水蒸気蒸留
香りの系統ハーブ系
香りの強さ
揮発速度トップノート
室内芳香
マッサージ
バス
香水
清涼感のあるさわやかなハーブの香り。 ローズマリーシネオールと比べると、清涼感がマイルドでハーバルな香りです。
14世紀のハンガリーの時代には化粧水として使われていました。
試験の前などに頭をシャープにしたい時などにお勧めです。

使用上のご注意

食品添加物としても使われているグレードですが、絶対に飲用はしないでください。
原液を皮膚につけないでください。
お子様の手の届かないところに保管してください。
火気には十分ご注意ください。

ローズマリーは、欧米では肉の臭みをとるために料理に用いられることが多いです。
入れすぎてしまうと、ローズマリー特有の清涼感のある香りが強くなりすぎて、 料理が台無しになることもあるぐらい、強い香りとパワーを持った精油です。

ローズマリーアロマオイル・精油プロフィール

主産地は、スペイン、フランス、ポルトガル、ユーゴスラビア、モロッコ他多くの国で栽培されています。
原産は南ヨーロッパのシネオールタイプであり、他の場所で栽培されたものは、香りが変わります。
スペイン産やフランス産の品質が高いです。

清涼感の強いローズマリーですが、様々な種類があり、 一般的に、シネオールを多く含むローズマリーがもっとも一般的で、良い香りがあるといわれています。

香りの特徴が近い、安価な樟脳白湯やユーカリやで偽和されることがあるようなので、注意が必要です。

ローズマリーの精油はその香りの質から、高級な香水にはあまり用いられていません。
どちらかといえば、室内の芳香剤や口腔清涼剤などに多く利用されています。

ローズマリーの歴史

ローズマリーの名前の由来は、2つ知られています。

聖母マリアが、軍隊に追われ、幼いキリストと共に逃れる途中に、ある夜にマリアの青いマントを木にかけると、 翌朝に花がマントと同じ青色に変わりました。
それ以後、”マリアのバラ”(Rose of Mary)と呼ぶそうになった、そうです。

また、水辺に好んで生育することから、”海のしずく”、ラテン語でros marinusから来ているとも言われています。

その他にもローズマリーには沢山の逸話があります。

ハンガリーウォーターと呼ばれる、最も古くから知られている芳香水がありますが、主要原料はローズマリーです。
1370年頃に、60歳になったエリザベート王妃が、ローズマリー、メリッサ、レモンなどを混ぜて作った芳香水を 幾月もの間顔につけ続けた結果、しわが消えて若返ったそうです。
その結果、ポーランドの王様に結婚を申し込まれました。
かくして、ハンガリーとポーランドが一つの国になった、そうです。
これが、現在のオーデコロンの原型とも言われていますが、諸説あるため定かではありません。

古代エジプトのファラオは、自分たちの墓にローズマリーの小枝を入れさせて、 黄泉の国の旅路を薫らせた、といわれています。

紀元1世紀に書かれた「植物学誌」には、ローズマリーには傷の治療、胸の痛み、咳、痔などに良く、 酒にいれて飲むと、母乳の出が良くなると記載されています。

古代ギリシャでは、ローズマリーは頭脳を明晰にし、記憶力をよくする働きがあるといわれていました。
当時の学生は、試験を受ける前に髪にローズマリーの花輪を編んで結んだそうです。
その結果、後の「ハムレット」での印象的なせりふが生まれました。
「ローズマリーがあるわ、これは記憶を呼び覚ますのよ。私の愛しい、私を忘れないで、お願いいつまでも」

ローズマリーの働き

心への働き
・頭に刺激を与えて、眠気を覚ましてくれます。
・記憶力を良くしてくれると言われています。
・精神が不安定な時。
・レモンと混ぜて使用することにより、認知症対策に。
 (2014年2月25日放送のみんなの家庭の医学で紹介されました。)

体への働き
・頭痛、偏頭痛、軽いめまいの時。
・リウマチや関節痛の時。

皮膚への働き
・肌のたるみやむくみを解消して、引き締めてくれます。
・肌の老化が気になる時。
・フケを抑えて、毛髪の健康を助けます。

注意事項
・通経作用があることから、妊娠時の使用は避けてください。
・血圧が高い人の使用も避けてください。

ローズマリーの学術情報

ドイツのコミッションEでは、血行不良やリウマチの補助的治療、消化不良の使用が承認されています。

ローズマリーの葉の抽出物には、強い抗酸化物質の存在が認められています。これらの成分は、肌の脂質の酸化を抑制しました。このことより、ローズマリーには酸化ストレスから生体組織を保護してくれる働きがあることがわかっています。
 (出典:福山大学薬学部 研究年報 14,91,1996)

円形脱毛症87名を対象とした二重盲検無作為比較試験において、ローズマリー、タイム、ラベンダー、シダーウッドを含有したエッセンシャルオイルを用いて7ヶ月マッサージしたところ、44%の対象者の髪の毛の成育が回復しました。
ローズマリーは毛髪の健康に役立つと思われます。
 (出典:生薬学雑誌 50(5),354-35-,1996-10-20)

ローズマリーの葉び抗変異原性物質が含まれていることが確認されました。
このことから、ローズマリーにはがん予防効果が期待されます。
 (出典:Arch Dermatol. 1995 Nov;134(11):1349-52.)

ローズマリーの香気成分

Myrcene,α-Pinene,β-Pinene,Camphene,Limonene,Terpinolene,Caryophyllene,Humulene,p-Cymene,
3-Octanol,1-Octene-3-ol,Linalool,α-Terpineol,Terpinene-4-ol,Borneol,2-Methyl-tutanal,
3-Methyl butanal,3-Octanone,Camphor,Verbenone,Bornyl acetate,Isobornyl acetate,Linalyl aceatate,
1,8-Cineol,Carvacrol,Thymol,Methyl eugenol,他

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精油をご使用の際はご自身の体調に合わせて、自己責任でご使用ください。
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